枚方産のワインがあるって知っていますか?枚方杉リコロファームがワインで地元愛を炸裂

まだ知らない人も多いのではないでしょうか?実は数年前からこの枚方市でブドウを育て、枚方産のワインが作られている事を。枚方産の日本酒はちらほら話題にのぼりますが、ワインは初耳です。

それもそのはず、「枚方産」を名乗るための条件を初めてクリアした「HIRAKATA NOVA」という赤ワインは枚方市のゆるキャラ「ひこぼし君」の使用許可をもらった枚方初の公認ワインなのです。葡萄収穫年2017年のやや辛口ワイン。飲んでみたいですよね。

ご縁があってその栽培現場を取材しに行きました。

枚方市の杉リコロファーム で育ったブドウ

そもそも経験者なら知っているでしょうがブドウの栽培はけっこう難しく大変な知識と経験がないとうまく育ってくれません。

そんなブドウを枚方杉リコロファームでは2つの圃場で10種類以上(シャルドネ・MBA・ピノノワール・デラウェア・キャンベルアーリー・サペラヴィ・ブラッククイーン・ネオマスカット・ミュラートゥルガウ・甲州など)合計100本丁寧に育てています。

(今はブドウ収穫後なので解りにくいけど)ブドウ畑と鈴木了平さん。

鈴木さんは20代の頃ラーメン一筋で、全国1400件以上を巡りブログの記事は閲覧数で日本一になった過去を持つ男。その鈴木さんがワイン作りにのめり込んだのは6年前。「多様な味や地域性がラーメンの世界と似ていてもっと奥深い」とワインの奥深さに気付いたそうです。

そこで友人のワイナリーで醸造の基礎を学ぶところからはじめ、ワイン関連の資格も取得し、ブドウの栽培は独学ではあるが雑味の元になる余分な肥料は一切使わないなどのポリシーを持ち、カキ殻から作った石灰だけを使ったりしたそうです。

現在はサラリーマンとして仕事の合間を縫って作業を続けるという情熱を持った鈴木さん。醸造はまだ委託なので、いつか自前のワイナリーで真の「枚方ワイン」を造るのが夢と語ります。

「まだまだ出荷数も少ないが、いつか枚方をワインで盛上げたい」

との意気込みをお聞きし、枚方市には熱い人が多い!と再確認しました。現在は酒造法の関係で販売方法が限られているそうで、2020年に酒販売免許を取るまでは、飲食店のイベントとしてグラス販売する、もしくは畑の見学者に有料試飲するしかないそうなんです。

北河内地域飲食店オーナーの皆さん、チャンスですよ!このワインを使って「幻の枚方市ワインを呑むイベント」を企画しませんか?まつおデラックスも呑みに行きますよ!!

枚方杉リコロファームのホームページはこちら
https://rsuzuki2.wixsite.com/ricoro-farm